予防などによって回避できる入院のことを、防ぎうる入院と言い、
原因となる慢性疾患としては、COPD、糖尿病合併症、心不全、狭心症などがあります。
2015年のオーストラリアでの研究によると、
喫煙は、上記疾患のうち、COPDによる入院のリスクを7倍、
その他の疾患での入院リスクも25~41%増やしたそうです。
また、喫煙期間が長いほど、喫煙本数が多いほど、リスクは増えました。
禁煙により、入院リスクは減少し、禁煙を続けるほど、リスクは減少しました。
何歳から禁煙しても、入院までの期間は延びたそうです。
今からでも、遅くはありません。ぜひ禁煙に取り組み、防ぎうる入院を避けましょう。
Drug Alcohol Depend. 2015 May 1;150:85-91. doi: 10.1016/j.drugalcdep.2015.02.028. Epub 2015 Mar 4.
Smoking and potentially preventable hospitalisation: the benefit of smoking cessation in older ages.
Tran B1, Falster MO2, Douglas K3, Blyth F4, Jorm LR2.