回復期リハビリテーション

病棟理念
「住み慣れた地域で、安心した生活が送れるように、チームで支援させていただきます」

リハビリテーション部長:浅野 昌宏 医師

◆回復期リハビリテーション病棟とは

病気や怪我をした患者さまは、まず「命を助ける」ことを目的とした治療が施されますが、これは「急性期」の治療と言われ「急性期病院(病棟)」で集中的に行われます。しかし「急性期」の治療が終了しても、すぐに自宅や社会に戻れる方ばかりではありません。脳梗塞や大腿骨頸部骨折などの大きな病気・怪我の場合には、心身へのダメージが大きく残り、元の生活にすぐ戻ることは困難です。そのような患者様に対し、心身ともに回復した状態で自宅や社会へ戻っていただくことを目的として、医師・看護師・介護士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・管理栄養士・薬剤師・歯科医師(外部協力歯科医)・医療ソーシャルワーカー等の多くの医療専門職が、チームを組んで集中的なリハビリテーションを実施し、治療を進めていくのが「回復期リハビリテーション病棟」です。

◆徹底したチームアプローチを提供します

当院の3階フロアが「回復期リハビリテーション病棟」です。当院の「急性期病棟」だけでなく、近隣の多くの「急性期病院」からも患者さまが転入されてリハビリテーションに取り組んでおられます。リハビリテーションと聞くと「麻痺を治す」「歩く訓練をする」といったイメージがあるかも知れませんが、それ以外にも「起きあがる」「座る」「食べる」「トイレに行く」「着替える」「お風呂に入る」など、日常的な生活動作の全般を訓練し、一日でも早く家庭復帰できるように支援しています。またより重症な患者さまで、自分だけの力では生活動作ができなくなってしまった方に対しても、医療専門職チームの各担当スタッフが積極的に働きかけて、できる限りの機能向上を図って介護をされる方の負担を少しでも減らせるように取り組んでいます。平成27年4月よりリハビリテーション専門医である浅野がこの病棟の専従医師として赴任し、医療専門職チームの中心となって取り組んでおり、より強力なチームアプローチが提供できるようになりました。

◆当院ならではのリハビリテーションを提供します

・訓練に休日は無く365日体制で、1日2時間以上のリハビリテーションを行います。

・患者さま個別の担当チームカンファレンスを月に1回、訓練効果の確認とスタッフ間の情報交換の場としてショートカンファンレンスを毎週行い、患者さま個々に最適なリハビリテーションを提供します。

・入院中の早い時期に患者さまの家屋訪問を行い、退院後の生活に関する詳細な情報を収集し、在宅復帰に向けた具体的なチーム計画を立案・実施します。

・買い物、調理、洗濯、服薬、自転車・自動車運転、公共交通機関の利用など実生活に即した訓練プログラムを立案・実施します。

・離床促進および余暇活動として、デイケアホールでビデオ鑑賞・囲碁・将棋・カラオケ・ゲーム・手芸などのレクリエーションを行い、訓練時間以外の活動の場や入院患者様同士の交流の場を提供します。

・退院された後にも、外来での身体機能・日常生活動作能力評価などを実施し、退院経過のフォローアップを行い、在宅生活支援スタッフとの情報交換を行います。

回復期リハビリテーションご案内(PDF)

当院における回復期リハビリテーション施設基準について
・回復期リハビリテーション病棟入院料1
・体制強化加算1
 体制強化加算とは「患者様の早期機能回復及び早期退院を促進するために専従常勤医師と専従社会福祉士の配置を評価した施設基準です」
 上記の施設基準を届けております。
*施設基準とは「厚生労働大臣が定めた保険制度の一部について医療機関の機能や設備、診療体制、安全面やサービス面などを評価する基準です。」

竹重病院 回復期リハビリテーション病棟 実績

退棟者数(令和5年1月~令和5年3月) 20名

 【内訳】 脳血管疾患等   17名

      廃用症候群    2名

      大腿骨骨折    1名

実績指数(令和4年10月~令和5年3月退棟者) 57.7

    令和5年4月18日掲示

2022年度(令和4年度)回復期リハビリテーション病棟実績(PDF)

2021年度(令和3年度)回復期リハビリテーション病棟実績(PDF)

2020年度(令和2年度)回復期リハビリテーション病棟実績(PDF)

2019年度(令和元年度)回復期リハビリテーション病棟実績(PDF)

2018年度(平成30年度)回復期リハビリテーション病棟実績(PDF)