病院食について
入院中の食事は病気の治療を目的として、一人一人の患者様の病状に合わせて、安全でおいしい食事の提供を心がけております。
そのため、近隣の商店より仕入れた旬の食材を、委託ではなく職員が患者様の嗜好にも対応し、きめ細かく心をこめて調理しております。また、温冷配膳車を導入し、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく提供しております。
そして療養中は食事を楽しんで頂けるように週3日、昼食と夕食の主菜は2種類のどちらかを患者様に選んで頂いております。また、年間25回の行事食を提供し、季節を感じて頂けるよう工夫しております。
栄養指導について
患者様が継続して適切に栄養摂取が出来ますように、病態に合わせて入院・外来の栄養指導を行っております。
栄養サポートチーム(NST)について
入院において医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療相談員、管理栄養士の多職種から構成される栄養サポートチームが、患者様の栄養管理にかかわっております。
家庭での介護のために参考にして下さい
嚥下困難な方のための食事
開始の頃:ヨーグルト、プリン、ゼリーなど
食欲が出てきた頃:海苔の佃煮や練り梅でおかゆを・・・
安定した頃:茶碗蒸しや葛藤、豆腐、芋や野菜のやわらか煮など
高齢者に多い骨粗鬆症の方のための食事
カルシウムやリンの多い食品として牛乳・ヨーグルト・ひじき・ごま・小魚・豆腐・小松菜・かぶの葉などがあります。また、干し椎茸・生椎茸はビタミンDが多いので骨を強くします。これらの食材を用いた食材が好ましいと言えます。
脳梗塞再発予防のため、入院中に減塩食に慣れていただくための食事
味がうすくても食べられるように食材の持ち味を活かしたり、食欲が出るように一つまみの海苔の佃煮を添えるなど工夫をしています。
肥満や糖尿病の方のためのエネルギーコントロールの食事
1200キロカロリーを基準にいろいろの食品を配分し、見た目に美しい食事となるように心がけております。