5月25日(木)当院ラベンダーホール2階にて痙縮治療の勉強会を行いました。参加者は回復期リハビリテーション病棟のリハビリスタッフ・看護師、訪問リハビリスタッフと訪問看護師が参加し、当院の治療実績からその傾向などを情報共有しました。当院は亜急性期(回復期)から生活期までの患者様に対して痙縮治療を行っており、患者様と看護師・リハビリスタッフが協働しながら取り組んでいます。参加した看護師も、痙縮治療の中で療法士がどのようなリハビリを行っているかのイメージが持てたことと思います。病院スタッフと生活期スタッフが顔をそろえる貴重な時間であったため、有意義な意見交換が行えました。
令和5年4月17日(月)長野保健医療大学で「回復期医療における多職種連携」というテーマで講演を行いました。
理学療法士 石丸 修
令和5年4月17日(月)長野保健医療大学にて「回復期医療における多職種連携」というテーマで、理学療法士の石丸修(回復期セラピストマネジャー)、看護師の宮澤里江(回復期リハビリテーション病棟看護師長)、作業療法士の木村香月(訪問リハビリテーション)の3人で講演を行わせて頂きました。当日は、看護学科・理学療法学科・作業療法学科の4年生(147名)に参加して頂きました。
回復期リハビリテーション病棟における日々の退院支援は、患者様ご家族を含めた多職種で行われており、当院の紹介を含めて、多職種連携業務についてお話しさせて頂きました。長時間の講義とシンポジウムにもかかわらず、学生から積極的に質問もいただき、私達にとっても日々の業務を振り返る良い機会となりました。
回復期リハビリテーション病棟での多職種連携は、長く続く生活期へのスムースなバトンタッチと、退院後の必要な医療的フォローのプランを立てることも含まれます。障害を負いながらも、住み慣れた地域で、少しでもその人らしい生活が送れて幸せを感じていただけることを、スタッフ一同考えて日々業務にあたっていることを伝えさせて頂きました。この講演を聞いて、一人でも回復期病棟で働きたいと思って頂ける方がいれば幸いです。
このような機会を与えていただいた、長野保健医療大学の関係者の皆さま、ありがとうございました。
第5回公開研修会 「職種のカベを乗り越えよう!~事例から学ぶ連携スキル~」を終えて
回復期リハビリテーション病棟
理学療法士 石丸 修
平成30年12月15日(土)に当院5階講堂にて、公開研修会が開催されました。今回は「職種のカベを乗り越えよう!~事例から学ぶ連携スキル~」というテーマで、北信地区の介護支援専門員、理学療法士、作業療法士、福祉用具専門相談員を中心に、当院スタッフを加えて43名の方に参加していただきました。多職種連携においては各専門職が集まるがゆえに意見や価値観の食い違いが生じることがあり、それによりチームとしての機能不全を起こすこともあります。そんな時にどう建設的に状況を整理して考えていき、よりよい支援につなげていくかを、地域スタッフと病院スタッフが一緒に顔を合わせて、講義とグループワークを行いました。
研修会プログラム
- 研修会の趣旨について
- 講義「人間関係になぜカベが生まれるのか~信念対立の概要について~」
グループワーク「在宅療養を希望する患者と家族が悩む事例」①
本人・家族・医療従事者の役割(事前にキャラ設定された)を演じていただき、医療相談員役が司会を行い退院前カンファレンスを行って頂き、実際に信念対立が起きている場面を経験する。
- 講義「人間関係のカベを乗り越える~信念対立の対処法について~」
グループワーク「在宅療養を希望する患者と家族が悩む事例」②
連携促進シートを活用して、本人とキーパーソンに焦点を当て、「状況」「目的」「方法」を建設的に話し合い、共通認識を作っていく。
4.「信念対立を解明してみよう!」~ABCR-14を活用して~
各個人で現在の信念対立の状態を評価し、グループ内で状況を整理して解明していく。
終了後アンケート結果(回収率95%)
- 勉強会の内容はいかがでしたか?
わかりやすかった 25人 普通1人 難しかった 2人 未回答0人
【わかりやすかった を選択した理由】
・説明してもらってから、グループワークをして分かりやすかった。
・実際にワークできてリアルに他職種の立場や家族の立場に立てて考えることができた。
・グループワークもあり、他職種の方からの意見が聞けてとてもよかった。
・グループワークでの体験が、理解を深めることにつながった。
・研修はわかりやすかったが、実際に行うのは難しい。
・時間が足りなかった。
・信念対立「なるほど」これは、対人援助職にはつきまといます。
・グループワークでロールプレイを楽しみながら行いました。
・家族役でしたが、どのように不安になるのか、どんな情報提供や支援を必要としているのか、どのような考え方に立って、どのように情報を整理し、目的を共有し、支援の力を引き出せるのか よくわかりました。
・信念対立がなぜ生まれるか、解明についてもグループワークを通してわかりやすい。問いかけ1つで同じ方向に支援が出来る。
・高野さんの話が分かりやすかった。
・講義内容が分かりやすかった。
・(司会)がどう進めていくかで、発展する方向が違ってくることが、実感できた。「○○にとって良い」の視点を日々の中で取り入れていきたいです。
・グループワークが組まれていて、信念対立について楽しく理解できた。
・他職種の方の立場・立ち位置の違いをお互いに分かりあえてよかった。
・普段、考えていない信念対立からのアプローチはとてもおもしろいと思いました。
・信念対立について1回目の話し合いでは出来なかったことでしたが、CMが加わる事で、方向性がスムーズにできました。
・信念対立という言葉を知り、介護の業務に生かせていければいいのかなと思いました。
・説明とワークショップの方法が良かった。
・グループワークでの対立をみて、本人、家族の想いを知る事が出来た。
・対立を実際に経験してから、ヒントを得てまとまったので進め方・考え方が勉強になった。
- 研修会の開催日時について、いかがでしたか?
都合がよかった22人 他の日時、時間の方が良かった2人 未回答4人
【具体的にいつがよいか?】
・11月や10月がありがたい。
・できれば年末ではなく、もう少し早い時期であればいいと思います
研修会の時間配分はどうでしたか?
長かった 3人 普通 22人 短かった 3人
・もう少し話す時間があればと思います。
3.今後やってほしい内容
・何でも勉強になります。
・また参加して、研修を積んでいきたいと考えます。
・障害(発達)多職種、精神疾患をもった方の支援について
・ACP(アドバンス・ケア・プランニング)
・医療とか連携、カンファレンスの時期など、もう少し密にできればと思います。
皆様のご協力のもと、とても有意義な研修会にすることが出来ました。ありがとうございました。 アンケート結果を踏まえ、来年も企画させて頂きますので、宜しくお願い致します 。
「第3回 公開研修会」のご報告
去る、11月12日(土)に「第3回 公開研修会 医療と介護の連携 ~まずは退院前カンファレンスを充実させよう~」を実施しました。
(詳しくは「第3回 公開研修会」のご案内をご覧ください)
当日は、多数の方々にお集まりいただき、改めて地域連携の重要性を感じました。
ここに、研修会終了後に集めましたアンケートの集計結果をまとめましたので、是非ご参考ください。
今後も定期的に公開研修会を開催する予定ですので、ご参加の程、よろしくお願い致します。
第3回 公開研修会 まとめ(PDF)
「第3回 公開研修会」のご案内
当院では、「地域の皆さんとともに、患者様本位の医療・福祉の実現」の理念のもとに、「地域の医療・福祉の総合したサービス提供」を基本方針としております。
ADL向上・在宅復帰を目指す回復期リハビリテーション病棟では、シームレスな医療供給体制、医療と介護の連携を図るために昨年に引き続き、研修会を企画いたしました。
第1、2回の「医療と介護の連携」というテーマから、今回は「医療と介護の連携。まずは退院前カンファレンスを充実させよう!」という焦点化したテーマで研修会を行いたいと思います。
業務にご多忙とご拝察いたしますが、是非とも奮ってご参加くださいますようお願いいたします。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
1.日程 平成28年11月12日(土) 13:00 ~ 16:00
受付開始 12:30 ~
2.研修会場 竹重病院 5階 講堂 (長野市鶴賀田町2099)
3.対象者 介護支援専門員
保健・福祉・医療・介護従事者
その他興味のある方
4.定員 80名
5.申込先 竹重病院 回復期リハビリテーション病棟事務局
申込書参照(申込期限 11月10日)
6.参加費 無料
7.お問合わせ先 竹重病院 回復期リハビリテーション病棟 事務局 石丸 修まで
TEL 026-234-1281 FAX 026-235-1365
13:00 開会の言葉
13:10~13:30 「竹重病院回復期リハビリテーション病棟におけるカンファレンスの現状」
回復期リハビリテーション病棟 理学療法士 石丸 修
回復期リハ病棟では、退院に向けてどんなカンファレンスをしているの? どんなスタッフが参加しているの? 家族やケアマネジャーも参加できるの?
13:35~14:05 「退院前カンファレンスにのぞむにあたって」
~生活イメージを共有できるカンファレンスをしよう~
地域包括支援センター博愛の園 所長
主任看護支援専門員 穂谷 かつ江 先生
どんな退院前カンファレンスを行えば、退院後の生活イメージを共有できるの?退院後の生活に役立つカンファレンスをするには、どうしたらいいの?
14:15~15:50 「退院前カンファレンスについて考える」
退院前カンファレンスについて思うこと
竹重病院 訪問リハビリテーション主任 古城 隆一
訪問看護ステーションふれあい田町所長 西澤 ひとみ
ワークショップ
医療と介護・・どう連携したらいいの? まずは、連携して、退院前カンファレンスを成功させてみませんか? カンファレンスで困っていること・・などワークショップで解決してみませんか?
16:00 閉会の言葉
「第2回 公開研修会」のご案内
当院では、「地域の皆さんとともに、患者本位の医療・福祉の実現」の理念のもとに、「地域の医療・福祉の総合したサービス提供」を基本方針としております。
ADL向上・在宅復帰を目指す回復期リハビリテーション病棟では、地域包括ケアシステムの構築を推進することが重要であると考えております。
そこで、シームレスな医療提供体制、医療と介護の連携を図るために昨年に引き続き、研修会を企画いたしました。
業務にご多忙とご拝察いたしますが、是非とも奮ってご参加くださいますようお願いいたします。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
日程:平成27年11月14日(土曜日) 13:00~15:00
研修会場:竹重病院5階講堂
対象者:介護支援専門員、保健・福祉・医療・介護従事者、その他興味ある方
定員:80名
申込先:竹重病院 回復期リハビリテーション病棟事務局
申込期限:11月10日
参加費:無料
お問い合わせ先:竹重病院 回復期リハビリテーション病棟事務局 担当:森本(026-234-1281)
プログラム
13:00 開会の言葉
13:05~13:30 「自宅退院後のアンケート調査の結果から」
~見えてきた在宅復帰支援に必要なこと~
回復期リハビリテーション病棟認定看護師
病棟師長 小林 哲子
13:35~14:00「退院後支援としてのFIMチェックの取り組み」
~退院後に低下した事例からみられる問題点~
回復期リハビリテーション病棟主任 森本 正道
14:10~15:25 「医療と介護の連携について考える」
~病院として何が望まれ、何ができるか~
竹重病院 作業療法士 高野大貴
15:25 閉会の言葉
宮本MSWが、研修会の講師を務めました
6月11日、かかがきひろば安茂里にて、
当院の宮本MSWが、
「退院時の支援に向けて(円滑な退院支援をするために)」
と題して、講演を行いました。
これは、安茂里介護サービスセンターが、同センターの居宅介護支援事業所職員を対象に行ったものです。
入院中から、退院後の在宅のことを考えて業務を行なっています、
と説明したところ、大変喜ばれました。
今後も、地域のケアマネージャーとの連携を深め、業務を行なっていきたいと考えています。
薬剤部長が、地域連携の成果を報告しました
5月9日に長野市民病院で行われた、
北信ICT(感染管理チーム)合同カンファレンスにおいて、
当院の薬剤部長が、
「地域連携・相互評価の現状、成果、課題」と題して
報告を行いました。
会場からは、
文献的考察による改善成果もあるということで、よい評価を頂きました。
企画・運営に携わっていただいた方々、当日ご静聴頂いた方々に、
この場を借りて御礼申し上げます。
平成26年度「第1回 公開研修会」を開催しました
下のような内容で、当院職員による公開研修会を開催しました。
平成26年度「第1回 公開研修会」 プログラム
1.開会の言葉
2.「回復期リハビリテーション病棟の役割」(小林看護師長)
3.「FIM(機能的自立度評価法)講習会」(鳥井主任OT)
4.「地域包括ケアシステムの中で、その人らしい生活・人生をどう支援していくか?」(古城訪問リハビリテーション主任PT)
5.閉会の言葉
研修会には、土曜日午後にも関わらず、
地域のケアマネージャー、福祉用具専門相談員、看護師、理学療法士など、
35名ほどの方々に出席いただきました。
ありがとうございました。
出席者からのアンケートでは、
「竹重病院の取り組みがよくわかった。」
「竹重病院はケアマネにとって身近な病院です。」
「家屋訪問等一緒に考えてやってくれるのでありがたい。」
などの言葉をいただきました。
今後も、公開研修会を開催する予定ですので、よろしくお願いいたします。