クリスマスのはつらつカフェ

12月のはつらつカフェを開催しました!

当院回復期病棟にて、月に1度のカフェを開催しました。12月24日という事で
コーヒーに加えて特別にクリスマスカラーのシフォンケーキを振る舞いました!

皆さま早々に集まられ、楽しんでおられます。

はつらつカフェは毎月、月末の金曜日に当院の回復期病棟にて開催されております。
来月は1/28(金)に開催予定です!

クリスマス

12月、食堂にクリスマスの飾りつけ

いろいろな形の雪の結晶    患者様も切りました。

さて、次の作品は?

第6回公開研修会を終えて

竹重病院 回復期リハビリテーション病棟
理学療法士 石丸 修

 令和元年11月9日(土)に当院研修棟ラベンダーホール2階にて、公開研修会が開催されました。今回は「生活期の課題を医療につなげる~手足のつっぱり(痙縮)について~」というテーマで、北信地区のケアマネジャー、理学療法士、作業療法士、福祉用具専門相談員を中心に、当院スタッフ、さらに当事者(当院退院された患者さま3名)を加えて48名の方に参加していただきました。

 第1部では、「痙縮とは?その治療法とリハビリテーション」という内容で、当院浅野医師より講義がありました。脳卒中後遺症である手足のつっぱりの生理学的機序やその治療法(ボツリヌス治療)、その後のリハビリテーションの重要性を、当院の取り組みを交えての内容でした。また、北信地区の病院の痙縮治療の取り組みについても、参加者されていたセラピストから話をいただきました。生活期の課題は「痙縮」のみではなく多岐にわたり、装具・嚥下栄養障害・筋力低下などの生活不活発病・高次脳機能障害など、低下していく機能をどのようにフォローしていくかが重要であると思われます。「それを見出すのは誰か」、「どのようにつなげていくか」、「どのような窓口が必要なのか」が、生活期の課題を医療につなげるためには重要ポイントであるという内容でした。

 第2部では、実際に痙縮治療を行った事例を3例ご紹介させて頂きました。当院入院中に痙縮治療を行った方、退院後に行った方、脳卒中発症後14年経過して治療を行った方の事例報告を、動画を交えて、報告させて頂きました。それぞれ治療時期は異なりますが、生活目標を達成するために、何が課題で、それに対してどのような方法があるか、治療の結果はどうであったか、さらに続けるか…などを本人・ご家族を含めたチームで吟味して、情報共有していくことが重要であると思いました。今回取り上げている痙縮治療は、その生活目標を達成するための手段のひとつで、今後いろいろな方策が提供できればと感じました。

 第3部では、「生活期の課題を医療につなげる」というテーマを、以下の視点からディスカッションしていただきました。

①生活期から医療につなげた例はあったか?

②もしあればどのような例があったか?

③どのような職種が関わったか?

④当事者は誰に最初に相談するのか?

⑤どのような窓口が必要と思われるか?

⑥誰がどのようにつなげるか?対象者を見出すのは誰か?

 多職種によるさまざまな意見交換が行われ、医療機関へ希望する取り組みとしては、「解りやすい窓口の設置(〇〇外来など)」、「積極的な情報発信」などがありました。患者・利用者様のために、立場の違いを超えて意見交換ができることが重要で、訪問リハビリスタッフの積極的な利用により、対象者を見出すことが可能となるのでないかという意見もいただきました。また、かかりつけ医との連携にも課題があるとの意見もいただきました。

 今回の研修会で、生活期の課題を生活目標まで掘り下げて支援するために、在宅支援スタッフは対象者を見出すための知識や方法を得ること、医療機関は受け皿としてその窓口を用意することなど、医療介護双方の課題の一部を確認することが出来たと思います。今回皆様から頂いた貴重な意見を、次回の研修会につなげていき、さらに「生活期の課題を医療につなげる」というテーマを掘り下げていきたいと思います。ご参加していただいた皆様、ありがとうございました。


クリスマス会を開催しました♪

12月14日、当院クリスマス会が開催されました。今回で3回目の依頼でしたが、快く引き受けて頂き、今年もゴスペルグループのジェントルサウンドクワイアさんによるゴスペルの披露と合唱で盛り上がりました(^^♪

ゴスペルを初めて聞いたという人は、「迫力に圧巻された!」とおっしゃっていました。

最後は、患者サンタ🎅さんから素敵なお礼がありました☆

来年も素敵な年になりますように!!

「第6回公開研修会」のご案内

当院では、「地域の皆様とともに、患者様本位の医療・福祉の実現」の理念のもとに、「地域医療・福祉の総合サービス提供」を基本方針としております。ADLの向上、在宅復帰を目指す回復期リハビリテーション病棟では、シームレスな医療供給体制、医療と介護の連携を図るために昨年に引き続き、研修会を企画いたしました。

今回の公開研修テーマは「生活期の課題を医療につなげる~脳卒中の後遺症 手足のつっぱり(痙縮)について~」です。脳卒中後の生活期においては、「筋肉が緊張して、こわばってしまう…」「下肢装具は果たしてこのままずっと使用してもいいのだろうか?」「栄養や嚥下機能の心配もある…」など、様々な課題があると思われます。そのような生活期における課題や解決方法を話し合い、共有していけたらと思っております。そこで今回は「痙縮」について取り上げ、その問題点と治療の意義について知っていただける機会になればと思い、企画させて頂きました。非常に興味深い内容となっておりますので、ご多忙のところ恐縮ですが、是非とも奮ってご参加下さいますようお願い申し上げます。

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

1.日程      令和元年11月9日(土)13:00~16:00

          受付開始 12:30~

2.テーマ     詳細別紙参照

3.研修会場    竹重病院 ラベンダーホール (長野市鶴賀田町2099)

4.対象者     介護支援専門員・リハビリテーションスタッフ

          保健・福祉・医療・介護従事者、

当院をご退院された患者様やそのご家族

5.定員      80名

6.申し込み先   竹重病院 回復期リハビリテーション病棟事務局     

          同封いたしましたFAX用紙にて申し込みお願いします。
(申込期限11月2日)

7.参加費     無料

8.お問い合わせ先 竹重病院回復期リハビリテーション病棟 事務局 石丸 修 まで

          TEL 026-234-1281 FAX 026-235-1365

          Mail takesigehp@ybb.ne.jp

 なお、当日は駐車場に限りがございます。できるだけ乗り合わせてご来場くださ

宜しくお願い致します。


サマーコンサートを開催しました!

今年も長野医療衛生専門学校 音楽療法科の先生・生徒の方々にお越しいただきました!

『憧れのハワイ航路』や『炭坑節』等をみんなで合唱し、楽しく盛り上がりました。


御参加して下さった皆様、ありがとうございました。

令和初の権堂七夕飾り!

権堂のアーケードで行なわれる七夕飾りにて、患者様達とスタッフで大きなチコちゃんとキョエちゃんを作りました!

後ろにはチコちゃんからのメッセージがあります。

大きなチコちゃんと新元号の「令和」の文字を抱えたキョエちゃんが目を引きます。

実はこのチコちゃん、なんと「長野びんずる大賞」と「スーパー七夕大賞」を受賞しました!制作にご協力頂いた皆様、ありがとうございました!

第5回公開研修会 「職種のカベを乗り越えよう!~事例から学ぶ連携スキル~」を終えて

回復期リハビリテーション病棟 

理学療法士 石丸 修

平成30年12月15日(土)に当院5階講堂にて、公開研修会が開催されました。今回は「職種のカベを乗り越えよう!~事例から学ぶ連携スキル~」というテーマで、北信地区の介護支援専門員、理学療法士、作業療法士、福祉用具専門相談員を中心に、当院スタッフを加えて43名の方に参加していただきました。多職種連携においては各専門職が集まるがゆえに意見や価値観の食い違いが生じることがあり、それによりチームとしての機能不全を起こすこともあります。そんな時にどう建設的に状況を整理して考えていき、よりよい支援につなげていくかを、地域スタッフと病院スタッフが一緒に顔を合わせて、講義とグループワークを行いました。

研修会プログラム

  • 研修会の趣旨について
  • 講義「人間関係になぜカベが生まれるのか~信念対立の概要について~」

グループワーク「在宅療養を希望する患者と家族が悩む事例」①

本人・家族・医療従事者の役割(事前にキャラ設定された)を演じていただき、医療相談員役が司会を行い退院前カンファレンスを行って頂き、実際に信念対立が起きている場面を経験する。

  • 講義「人間関係のカベを乗り越える~信念対立の対処法について~」

グループワーク「在宅療養を希望する患者と家族が悩む事例」② 

連携促進シートを活用して、本人とキーパーソンに焦点を当て、「状況」「目的」「方法」を建設的に話し合い、共通認識を作っていく。

4.「信念対立を解明してみよう!」~ABCR-14を活用して~

   各個人で現在の信念対立の状態を評価し、グループ内で状況を整理して解明していく。

終了後アンケート結果(回収率95%)

  • 勉強会の内容はいかがでしたか?

わかりやすかった 25人 普通1人 難しかった 2人 未回答0人

【わかりやすかった を選択した理由】

 ・説明してもらってから、グループワークをして分かりやすかった。

 ・実際にワークできてリアルに他職種の立場や家族の立場に立てて考えることができた。

 ・グループワークもあり、他職種の方からの意見が聞けてとてもよかった。

 ・グループワークでの体験が、理解を深めることにつながった。

・研修はわかりやすかったが、実際に行うのは難しい。

・時間が足りなかった。

・信念対立「なるほど」これは、対人援助職にはつきまといます。

・グループワークでロールプレイを楽しみながら行いました。

・家族役でしたが、どのように不安になるのか、どんな情報提供や支援を必要としているのか、どのような考え方に立って、どのように情報を整理し、目的を共有し、支援の力を引き出せるのか よくわかりました。

・信念対立がなぜ生まれるか、解明についてもグループワークを通してわかりやすい。問いかけ1つで同じ方向に支援が出来る。

・高野さんの話が分かりやすかった。

・講義内容が分かりやすかった。

・(司会)がどう進めていくかで、発展する方向が違ってくることが、実感できた。「○○にとって良い」の視点を日々の中で取り入れていきたいです。

・グループワークが組まれていて、信念対立について楽しく理解できた。

・他職種の方の立場・立ち位置の違いをお互いに分かりあえてよかった。

・普段、考えていない信念対立からのアプローチはとてもおもしろいと思いました。

・信念対立について1回目の話し合いでは出来なかったことでしたが、CMが加わる事で、方向性がスムーズにできました。

・信念対立という言葉を知り、介護の業務に生かせていければいいのかなと思いました。

・説明とワークショップの方法が良かった。

・グループワークでの対立をみて、本人、家族の想いを知る事が出来た。

・対立を実際に経験してから、ヒントを得てまとまったので進め方・考え方が勉強になった。

  • 研修会の開催日時について、いかがでしたか?

都合がよかった22人 他の日時、時間の方が良かった2人 未回答4人

【具体的にいつがよいか?】

・11月や10月がありがたい。

・できれば年末ではなく、もう少し早い時期であればいいと思います

研修会の時間配分はどうでしたか?

長かった 3人  普通 22人  短かった 3人  

・もう少し話す時間があればと思います。

3.今後やってほしい内容

・何でも勉強になります。

・また参加して、研修を積んでいきたいと考えます。

・障害(発達)多職種、精神疾患をもった方の支援について

・ACP(アドバンス・ケア・プランニング)

・医療とか連携、カンファレンスの時期など、もう少し密にできればと思います。

皆様のご協力のもと、とても有意義な研修会にすることが出来ました。ありがとうございました。 アンケート結果を踏まえ、来年も企画させて頂きますので、宜しくお願い致します 。