令和2年1月
院長 竹重 王仁
年頭にあたり、謹んで新春のご挨拶を申し上げます。本年も医療法人公生会の理念「地域の皆様と共に患者様本位の医療・福祉の実現につとめます」の目標のもと、職員一同努力してまいりますので宜しくお願いいたします。
昭和34年(1959年)開設の当院は昨年9月60周年を迎えました。今後も地域の皆様のお役に立てる病院として職員がワンチームとなり尽力していく所存です。また、当院では従来より発達障害のお子さんに対する診療、リハビリテーションに重点をおき取り組んでまいりました。小児リハビリテーション施設の狭隘に伴い拡充が必要となり昨年10月5階を整備し、発達障害の方に対するリハビリテーション室が完成しました。工事中は御不便をおかけしましたが、スタッフも増員し、より充実した体制になりましたので御利用下さい。また西側駐車場には地域の方との交流の場としての研修施設「ラベンダーホール」が完成しました。こちらも地域連携の中で有効に利用していただきたいと思っております。
人生100年時代のあるべき医療、介護の姿の実現に向けての地域医療構想(ビジョン)では病床機能の分化と医療機関連携が求められていますが、当院は急性期病床(27床)地域包括ケア病床(15床)回復期リハビリテーション病床(30床)各々の役割をしっかり果たしつつ、地域の皆様を支える様努力してまいります。また地域内での医療、介護、生活を提供する機関との連携をより強化し、皆様が住み慣れた地域で最後まで輝いて生活できる様地域包括ケアシステムの構築にも協力していきたいと考えています。
当法人内訪問看護ステーション「ふれあい田町」、居宅介護支援事業所、訪問リハビリテーション、介護老人保健施設「ケアポート三輪」、地域包括支援センターケアポート三輪との連携協力を蜜にしながら、「ケアミックス型の施設」として地域の中で、医療から介護まで、安心感を与えられ、便利で満足していただける施設としての役割を果たしてまいります。
最後になりましたが、本年も皆様にとりまして幸せに満ちた良い年でありますようお祈り申し上げます。